【干物語】第10回 カツオの希少部位「はらも」って何?
こんにちは。
みなさんのカツオの好きな食べ方は何ですか?
ぼくは、カツオのタタキです。
刺し身が苦手なぼくですが、カツオのたたきは好きです。
たっぷりの薬味とポン酢と一緒に口に。
カツオの旨味と薬味の爽やかさが同時に味わえて口のなかの幸福感が沢山になる、あの感覚が好きです。
カツオといえば、鰹節も有名ですね。
鰹節には背側の雄節、腹側の雌節とあり、
使われている部分は、たたきとほぼ同じです。
こんなメジャーなカツオの食べ方では、
使われていない部分。
それが、「はらも」と言われている場所です。
はらもは、お腹の下の部分です。
腹鰭から尻鰭の間のあたりから取れます。
ただこのはらも、刺し身や鰹節にするには薄すぎて、利用できません。
そこで、干物はかなり有効な利用法と言えます。
それがこちら。
はらもの干物です。
はらもの魅力は、脂のノリです。
魚は脂は腹に一番のる傾向があるので、はらもは位置的にも当然脂がたっぷりとのっています。
カツオは火を通すと固くなってしまう傾向がありますが、はらもは脂がのっているのでそこまで固くはなりません。
そして、味がとても濃いです。
カツオが好きな方には是非一度試していただきたいです。
ひとつデメリットとしては、脂がノリ過ぎているものは少し味がしつこく感じるかもしれません。
少量食べるのが良いと思います。
お酒のお供にも合うと思いますよ。