【干物語】第1回 干物界のモブキャラ、カマス。
こんにちは。
僕の大好物の一つに、干物があります。
干物っておいしくないですか?
僕は好きすぎて、自分で鮮魚の状態から自作したりしています。
僕な好きな干物について、その魅力や様々な知識などを皆さんにお伝えできたらなと思っています。
そこで今回から新しく、「干物語」というシリーズを始めてみようかと思いました。
もちろん、かの書籍シリーズおよびアニメシリーズの物語シリーズのオマージュのネーミングです。
読み方は、「ホシモノガタリ」とします。
前置きはこのくらいにして、みなさんは干物と聞かれて連想するものはなんですか?
アジの開きの干物
の人が多かったんじゃないでしょうか?
もしくは、ホッケの干物。
もしくは、サバの干物。
このへんはポピュラーですよね。ぼくも好きです。
でも僕はこの質問に対して
「カマスの干物」
と答えます。
え…カマス?
ぱっとしない人も多いかもしれません。
カマスですよ。あの細長い魚。
わかりますよ。なんでそんなところをチョイスするんだって仰っしゃりたいんですよね。
ぼくもカマスのモブキャラ感は理解しています。
ですが、干物を語る上でモブキャラの存在はめちゃくちゃでかいんです。
メジャーな干物から一歩踏み込んで、モブキャラに手を出してみる。
これが干物の魅力を知る際に大きな一歩ではないかと思っています。
そこで今回はまず、カマスについて語ってみようと思うんです。
まずカマスとは?
カマスは一般的にスズキ目カマス科カマス属に分類されている魚の総称を指すことが多いです。
釣り人にも人気のターゲットの1つです。
様々のルアーで狙えてゲーム性も高いので、カマシングといって専門に狙う人もいるくらいです。
スーパーに並んでいるカマスには大きく2種類あります。
それが、「アカカマス」と「ヤマトカマス」。
アカカマスは、本カマスとも言われており、こちらのほうが美味しいとされています。
ヤマトカマスは、水カマスなんて言われており、アカカマスと味が比較されることが多く、こちらは2軍的な立ち位置となっています。
見分け方は少し難しいかもしれません。
簡単に言えば、アカカマスは金色。ヤマトカマスは銀色。
ぼくが食べてほしいのは、アカカマスです。
旬は秋から初夏にかけてと言われています。
まさに、今。
ぼくもつい最近食べましたけど、特にこの時期は味が濃い。脂ものっていて最高でした。
ここから、カマスの干物が優れているところ、他の干物にはない差別化点をお話します。
まず、この魚の身の繊細さについて。
脂がのっているものは脂の甘みが、その繊細な身質に絡んで、口どけも非常に良いです。
次に、この魚の香りが良いんです。
魚にはそれぞれ独自の風味が存在します。
カマスは皮目が炙られると、とても良い香りを放ちます。
ぼくは特にこの点がお気に入りです。
炙り刺し身などにしてもこの利点は生きます。
こんなところです。
カマスの魅力は伝わったでしょうか?
少しでも気になった人は、スーパーで見かけた際に一度トライしてみてくださいね。
蛇足ですが、アカカマスを描いてみました。